
横浜DeNAベイスターズは、新外国人選手として、ジェイミー・ロマック三塁手(30)を獲得したことが発表された。右投げ右打ちの三塁手で、バルディリスが退団したあとのサードを守る人材として期待される。
成績を紐解く
2014年にメジャーデビューも、なかなか壁が打ち破れない中での来日。マイナーでの成績は毎年向上しており、期待が持てるが、所属が打高投低のパシフィック・コーストリーグ(PCL)ということを考慮しなければならない。それを考えると、本塁打は10本後半~20本前半の選手であり、長距離というよりは中距離打者ということがわかる。三振数もそれなりにしており、その分出塁率が高いので、球をしっかり選んでいることがうかがえる。
一方で、表には記載していないが、マイナー通算のサードの守備率は.929。今シーズンも、三塁の守備率は.950であり、今シーズンのバルディリスの.985と比べると、なんとも心許ない数字である。はたして、バルディリスの代わりとなるサードとなりうるかは、疑問の残るところ。
外国人枠を考える
来季のDeNAの外国人枠は、
投手:モスコーソ、エレラ
野手:ロペス、ロマック
となりそう。もう1人くらいは、投手を獲得しそうだが、野手はロペスが確定。あとは、サードとして、ロマックが定着できるかどうか。しかし、タイプが中距離なので、バリバリ30本を期待できる人材というわけではなく、今シーズンのバルディリスの成績である打率.258、13本塁打、56打点は最低ラインとなる。今年のロペスくらい残せば合格点だろうか(打率.291、25本塁打、73打点)。サードとしての守備が崩壊しているので、日本でどうなるか?サード失格でファーストに回されても、ロペスがいる。まずは、守備から定着を図りたいところだが・・・。
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